ネタバレ

「わたしの幸せな結婚(小説)」3巻(3章)ネタバレ!芙由の行き過ぎた親心

わたしの幸せな結婚小説)」3巻3章)『義母と直面』のネタバレを紹介します。

芙由の自室に呼び出された美世は、そこである物を渡されます。

それは、「美世を九堂家の嫁として認めない」という芙由の強い意思の表れでした。

斎森家での生活を彷彿とさせる嫌がらせ。

美世は、どのように立ち向かうのでしょうか?

一方、仕事で調査に出ている清霞にも、新たな動きが!

※ネタバレ注意!

「わたしの幸せな結婚(小説)」3巻(3章)ネタバレ!『義母と直面』

美世への仕打ち

翌朝、朝食を済ませた美世は、芙由が呼んでいると、女中のナエから告げられる。

清霞は、すでに村の調査に出かけて屋敷内に居ない。

どうしよう…

昨日の美世に対する芙由の態度を考えると怖い気もする。

あれこれ逡巡し、美世は、意を決して芙由の自室に向かった。

道案内のナエと共に部屋の中に入る。

そこには豪華絢爛な空間が広がり、目が痛くなるほど光り輝いていた。

そんな中で、芙由は椅子に腰掛け、美世を一瞥する。

芙由は、露骨に美世を蔑み、心無い言葉をぶつけた

困惑して黙ったままの美世を嘲笑し、そして、最後には、女中が着る着物を渡す

美世には、そのお仕着せで十分だ、と吐き捨てながら

今までの美世なら、傷つき、涙を流していただろう。

でも、今は…清霞がいてくれる…

嫌みをいくら言われても、美世の心は温かいままだった。

芙由の指示通り、すぐさま着替え、美世は、使用人と同じ仕事をこなしはじめた。

時々、くじけそうになる心を自ら奮い立たせ、掃除に専念した。

廊下の窓拭き、水回りの掃除、絨毯の埃払いなど…

時間が、昼に近づいた頃、再び芙由は美世を自室に呼んだ。

芙由の苛立ち

芙由は、腹立たしいこの感情を抑える事が出来ずにいた。

芙由にとって、清霞は、どこに出しても恥ずかしくない自慢の息子だ

だから、結婚相手も立派な淑女を、と思い、候補を見繕っては、縁談を組んできた。

だが、いつも上手くいかず、失敗に終わってしまう。

それなのに、よりによって、斎森家の娘とは…

きっと、美世が、自分の境遇をネタに同情を誘い、優しい清霞に付け込んだのだ。

そう思い込んでいる芙由は、何としてでも、美世を追いだそうと躍起になっていた

やがて、美世が、芙由の部屋にやって来る。

掃除を終えた美世に、再び、辛辣な言葉を浴びせ続けた。

美世は、そんな中でも、言葉を選びながら、自分の思いを伝える。

それを聞いた芙由の頭に、昨日の清霞の言葉が蘇る。

一気に頭に血がのぼり、激しい怒りが爆発した…

もう、やめなさい!

暴力を振るおうとする芙由を止めたのは、正清だった。

普段の雰囲気からは、想像もつかない程、表情は厳しく、瞳は冷えきっている。

そして、芙由に強烈な一言を浴びせた…

黒いマントと紋章

朝食を済ませ、清霞は、すぐに村へと向かった。

昨晩のベッドの件を思い出すと、悶々としてしまう…

気持ちを切り替え、報告書の内容を改めて整理する。

鬼の目撃情報と、怪しげな集団が出入りしている廃屋。

異形が関係しているのだろうかと、いろいろ考えながら、昨日訪ねた商店へ向かう。

まずは廃屋の調査の為、商店の女性に噂に詳しいという男の元へ案内してもらった。

その男の風貌は、尋常ではなかった。

頬はこけ、目は虚ろで、かなりやつれている。

清霞が軍人とわかるや否や、しがみつき、助けてくれと懇願した。

男から詳しい状況を聞き、清霞は1人で廃屋へ向かった。

商店の女性に教えられた通りに山を登って行くと、目的の廃屋が見えて来た。

近づいてみるが、人の気配もなく静まり返っている。

そっと中に入り、辺りを観察する清霞。

ここで誰かが暮らしている形跡は掴めたが、それが鬼なのか、術者なのか分からない。

ふと、清霞の目にある物が留まる。

拾い上げるとそれは、黒のマントだった。

そして、内側に刺繍が施されている。

「…この紋章は、まさか…」

清霞には、心当たりがあった。

情報は、まだ出回ってないが、政府や軍関係者内では大きな問題となっている。

帝に逆らう新興宗教が用いている紋章そのものだった。

とりあえず、マントを元へ戻し、清霞は、その場を離れた。

別邸へ帰る途中、不審な気配を感じ取り、清霞は追跡を開始した。

一気に距離を縮め、黒いマントを被った不審人物の手首を捻り、拘束する。

その拍子に頭巾が外れ男の顔があらわになった。

すると、突然、その男の目が光り、体が発熱した。

清霞は、急いで離れ男の様子を見るが、先程と違い、表情は人形のようで生気がない。

異能を使って襲いかかる男を、清霞は護符を使って封じる

「…どうなっているんだ?!」

経験した事のない現象に清霞は、顔をしかめた…

「わたしの幸せな結婚(小説)」3巻(3章)感想と考察!

芙由の嫌がらせが、前回よりかなり酷くなってましたね。

芙由は芙由なりに息子のためを思って行動していたようですが…

外見、肩書、家柄などで判断し、切り捨てるのではなく、美世の内面を知るために歩み寄っ

てほしいなと思いました。

芙由もいろいろと複雑な感情を抱え、葛藤している様子がちらほらと描かれていました。

孤立し、寂しそうな芙由も印象的でした。

いつか、心から笑っている芙由を見ることが出来ればうれしいです。

そして、黒いマントの男の正体や、目的など、謎がいっぱい残されたままです。

清霞の活躍に期待しましょう!

ABOUT ME
ごんちゃん
関西在住の主婦/40代/週に数回、パン屋さんでパンを作り、休みの日には家でパンを作ってます。お家時間が増えたので、以前から興味のあったライターのお仕事に挑戦! 好きな小説は『わたしの幸せな結婚』、好きな漫画は『東京喰種』です。独特の世界観や、繊細な人の心の描写など、魅力的です。このような形でこの作品と関わることができ、うれしく思っています。