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「わたしの幸せな結婚(小説)」2巻(3章)ネタバレ!明かされる真実と美世の選択

わたしの幸せな結婚小説)」2巻3章)『薄刃家へ』のネタバレを紹介します。

遂に、薄刃家の居所を突き止めた清霞は、美世を連れて向かいます。

美世の祖父によって語られる数々の真実。

薄刃の血を引く美世は、それらを受け止め、背負う事が出来るのでしょうか!

清霞との間にも亀裂が… それぞれが、下した決断は?!

※ネタバレ注意

「わたしの幸せな結婚(小説)」2巻(3章)ネタバレ!『薄刃家へ』

すれ違う2人

清霞が、仕事を終え帰宅すると、いつも出迎えてくれる美世の姿がない。

台所で家事ををしていて、気付かなかったようだ。

急いで清霞の元へ駆け寄る美世は、やはり顔色が悪く、以前よりやつれている。

昼間に新から言われた言葉が、清霞の中でこだまする。

結局、あいつの言う通りか

連日仕事に追われ、清霞の疲れは、思考力を鈍らせる程になっていた。

苛立ちがフツフツと沸き上がってくる。

気付けば美世の腕を掴み、責め立てていた

どうして、何も話してくれないのか!と。

今まで心の中で抑えていた、複雑な思いが堰を切ったかのように溢れ出す。

違う、こんなつもりでは… 美世を大切にしたいと思っているのに

顔を歪め、寂しそうな表情の清霞。

そして、大粒の涙を零す美世に向かって、言ってはいけない言葉を口にしてしまう。

それは、今の美世を全て否定する残酷な言葉だった。

翌日、自室で目を覚ます美世。

昨晩の事を思い出し、自分の不甲斐なさに嫌気がさす。

謝るきっかけもないまま、その日、清霞と美世はある場所へ向かった。

薄刃の血と美世の異能

鶴木貿易と書かれた建物を前に、美世は現状を把握出来ないでいた。

清霞は、新を呼び出し、3人で会社を出る。

向かった先は、新の実家だった。

ようこそ、おいでくださいました。 我が薄刃家へ。

新の言葉に絶句する美世。

あまりの衝撃に思考が吹き飛ぶような感覚にさえなる。

ここは、美世の母、澄美が生まれ育った家だった。

そして新は、美世の従兄で、新が連れて来た老爺は、薄刃義浪(うすば よしろう)、

先代薄刃家当主だという。

話題は、薄刃の血を引く美世へと移る。

美世が実は異能者で、とても強力で厄介な力を持っている事

その能力が故意に封じられていた事

目の前で、交わされる会話に理解が追いつかず、美世は混乱するばかり。

全てが明らかにされ、美世だけでなく、清霞さえも呆然としていた。

美世の力が、存在が、国をも動かす程のものだったとは…

美世をこちらに引き渡してもらう。薄刃家の力を、他家に出す事は許さない!

強い口調で義浪は、言い切った。

守りたいもの

新との戦いに破れ大怪我を負った清霞は、放心状態で帰宅した。

美世の居ない家は、静かで冷たい。

そこへ、勉強を教えるため葉月がやって来た。

事情を説明すると…

「バッチーン!」

葉月の見事な平手打ちが、飛び込んできた。

怒りのあまり、ワナワナと震えている。

勝負に負けたからと、そのまま帰って来た愚弟が許せなかった。

美世の気持ちを考えれば、どうすべきか一目瞭然だったはずだと。

清霞は、自問自答する。

あの時、どうして俺を選んでくれなかったのか…

どうしてどちらでも良いなどと言ったのか…

冷静に考えれば分かる事だった。

美世に選べるはずがないのだ

育った環境ゆえに自己肯定感が低い美世は、自信を持って、気持ちを伝える事が出来ない

今も1人泣きながら、自分を責めているのではないか…

そう思ったら、居ても立っても居られなくなり、清霞は、美世の元へ向かおうとした。

薄刃家での生活が数日過ぎた頃。

美世は、何をするわけでもなく、ぼうーと時間を過ごしていた。

目の前で、清霞が、傷つき倒れこむ光景が何度も蘇る。

…旦那さまに謝りたい…

あの時、自分の気持ちを正直に伝えていたら…と何度、後悔したことだろう。

一緒に暮らした数ヶ月、清霞は、美世を受け入れ、大切にしていた。

言葉や、態度で、美世が必要だと伝えて、安心させてくれていた。

そんな清霞を、信じる事が出来なかった自分の愚かさに、嫌気がさす

清霞に会いたいと何度も新に頼んだが、首を縦に振る事はなかった。

新自身、なぜあんな事を話してしまったのか分からなかった。

美世の部屋を出て気持ちを落ち着かせる。

舞い上がっているのだろうか… 新のもう1つの役目を果たす時が来たことに。

薄刃家の異能を持ちながら、仕事が1つも与えられない虚しさ。

今まで、空っぽのまま過ごして来た新にとって、美世の存在は衝撃的だった。

そして、同じ空っぽだと思っていた美世が、清霞と出会い、変化している。

心底、羨ましいと思った。

それと同時に、どうしても美世が、欲しくて、欲しくてたまらないとも…

ある日、美世が義浪と話していると、新が勢いよく入ってきた。

清霞が、敵にやられたという知らせを持って…

「わたしの幸せな結婚(小説)」2巻(3章)感想と考察!

とても内容の濃い章となっていました。

やはり、1番は、美世の異能が明かされた事でしょうか!?

薄刃家の異能自体、特殊でしたが、夢見の力は桁違いのようですね。

そして、当初、新に対して感じた違和感の理由も分かりました。

新の胸中を思うと、やりきれない気持ちになります。

新は、自分の事を、中身がないがらんどうだと表現しています。

人々から目立たず、静かに暮らしながら、役目が与えられる時を今か今かと待つ日々。

その役目でしか、存在価値を見出だせなかったのかもしれません。

ぜひ、幸せになって欲しいですが、美世を渡す事は出来ませんし…

新は、この先どうなるんでしょう…

ABOUT ME
ごんちゃん
関西在住の主婦/40代/週に数回、パン屋さんでパンを作り、休みの日には家でパンを作ってます。お家時間が増えたので、以前から興味のあったライターのお仕事に挑戦! 好きな小説は『わたしの幸せな結婚』、好きな漫画は『東京喰種』です。独特の世界観や、繊細な人の心の描写など、魅力的です。このような形でこの作品と関わることができ、うれしく思っています。