ネタバレ

『わたしの幸せな結婚(小説)』1巻(1章)ネタバレ!美世の新しい生活の始まり…

わたしの幸せな結婚小説)」1巻1章『出会いと涙と』のネタバレを紹介します。

ひどい扱いを受けながら育った美世が、突然、冷酷無慈悲と言われる男の元へ嫁ぐことに。

辛い過去を背負う美世は、そこで幸せを見つけることが出来るのでしょうか?

2人の馴れ初めにも注目です!

※ネタバレ注意。

小説「わたしの幸せな結婚」ネタバレ
1巻2章(2話)1巻3章(3話)

「わたしの幸せな結婚(小説)」1話(1章)ネタバレ!『出会いと涙と』

斎森家での生活

斎森家の長女、斎森美世(さいもり みよ)は、長い間、使用人以下の扱いを受けている。

これも全て、継母と異母妹・香耶(かや)が原因だ。

異形が存在するこの国では、それらを討伐する異能者が存在している。

斎森家も異能の力を持つ名家のひとつ。

ところが、美世には、その力、見鬼の才が無かったのだ。

ゆえに、見下され、虐げられ、下僕のように働く毎日が続いていた。

今日も美世は、玄関の掃除をしていた。

そこに幼なじみの辰石幸次(たついし こうじ)がやってくる。

幸次も異能の力を受け継ぐん名家の次男で、美世が、唯一心を許せる人間だ。

幸次が、家の中へ姿を消した直後、美世は、座敷に呼ばれる

「斎森家は、婿養子として幸次君に継いでもらう。妻として支えるのは香耶だ。

美世、お前は、九堂家に嫁いでもらう。準備でき次第すぐに行くように」

父の声が響き、美世は、目の前が真っ暗になった。

一瞬でも望んでしまった淡い期待と、現実の差は、美世にとってあまりにも大き過ぎた。

美世の嫁ぎ先

翌日、荷物をまとめ、美世は、九堂家に向かった。

九堂家当主、九堂清霞(くどう きよか)は、27歳。

爵位もあり、財産も莫大、異能者の家の中でもトップクラスの名家として知られている。

だが、過去の婚約者が全員、三日も経たずに逃げて行くぐらい、冷酷無慈悲な男だという。

清霞は、初めて挨拶した時も素っ気ない態度だった。

食事を作っても怪しまれ、拒絶される始末。

「こんな毒が入っているかもしれんものを食えん!」

もちろん、毒など入っていない。

でも、美世は、差し出がましことをしたと反省し、床に頭をつけて、ただただ謝罪した。

…最近、朝、目が覚めると、一筋の涙がこぼれ落ちる。

(嫌な夢ばかり… これは一体何を意味するのだろうか…)

そんなことを考えながら、美世は、今日も朝食の準備に取りかかる。

通いの使用人ゆり江は、そんな美世に今までの婚約者たちとは違う何かを感じていた。

同じく、清霞も違和感を感じ、美世の過去を探ろうと行動する。

貧相な体にカサカサの手、粗末な持ち物。

とてもお嬢様として育ったとは思えない立ち振る舞い。

食事の味付けを褒めただけで、涙を流し喜ぶ姿。

気付けば、清霞はすっかり美世に興味を引かれていたのだった。

その頃、斎森家では、二人の男が不穏な空気を漂わせながら話し合いをしていた。

「どうして、美世を…」

「薄刃の力を継いでいるかも…」

そんなことを言いながら、片方の男は必ず美世を手に入れると心で誓った…

「わたしの幸せな結婚(小説)」1話(1章)感想と考察!

大正時代を思わせるような時代背景が好きです。

服装や、食事、小物など1つ1つがレトロな雰囲気を感じさせます。

冒頭、美世の生い立ちには、心が痛みました。

悲しみの涙ばかり流していた美世が、料理を褒められ、初めて、嬉し涙を流したシーン。

一緒に泣いた読者さんも多いのではないでしょうか?

心を閉ざしてしまう美世に、不器用ながらも声をかけ、距離を縮めようとする清霞。

その姿に心を掴まれます!

夢にまで見てしまう大きな傷を美世は、これから先、どうやって乗り越えていくのでしょうか?

そして、清霞がその美世の人生にどう関わっていくのか、楽しみです。

ラスト、2人の男の思惑が謎ですね。気になります!