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「わたしの幸せな結婚(小説)」3巻(2章)ネタバレ!悪意ある罵りと美世の心理

わたしの幸せな結婚小説)」3巻2章)『揺れて、照れて』のネタバレを紹介します。

清霞が、長年、嫌悪感を抱いている母親が、登場です。

全員が、顔を合わせたその場で、早速、修羅場が…

その後、清霞と美世は、調査という名のデートへ。

2人の会話のやり取りや、接し方にも少しずつ変化があり、その様子は、まるで…

※ネタバレ注意

「わたしの幸せな結婚(小説)」3巻(2章)ネタバレ!『揺れて、照れて』

九堂家別邸へ

帝都から汽車に乗り、清霞と美世、そして正清の3人は、別邸へと向かっている。

初めて汽車に乗った美世は、終始、緊張していた。

すでに、汽車が出発し、数時間経つが、姿勢も表情も強張り動けない。

清霞と正清は、それぞれ思い思いに寛いでいた。

今回、葉月は、どうしても外せない予定が入り、一緒に来る事が出来なかった。

残念がる美世に、清霞は、お土産を葉月に買って帰ろうと提案する。

清霞の優しさに、美世から自然と笑顔が零れた

そして、ようやく目的の駅に到着。

近頃、温泉地として賑わい始めた、自然豊かな田舎町だ。

駅のホームを降りると身なりの整った老齢の男性が1人、3人を出迎えた。

名を笹木と言い、別邸の管理人兼執事を勤めている。

挨拶を済ませ、笹木の運転する自動車で、別邸へと向かった。

本邸よりふた回りほど小さな別邸は、洋風の木造二階建て

笹木が玄関扉を引き、3人は、中へと入る。

使用人6人全員が並んで頭を下げている…

そして… 正面には、上品なドレスを纏った女性が、堂々と立っていた。

清霞の母親

九堂芙由(くどう ふゆ)

広げた扇で口元を隠しながら、夫である正清を不機嫌そうに出迎える。

顔を綻ばせ近付く正清を、芙由は冷たくあしらった。

やがて、芙由の視線は清霞へと移る。

親子とは思えない会話と、それに伴う緊張感が周りを覆っていた。

美世は、清霞の後ろに隠されていたが、思い切って1歩前へ進み出た。

汗ばむ手をギュッと握り、芙由に自分の名を告げ、挨拶する。

何の反応も示さない芙由に、美世は、再び声をかけようと口を開いた瞬間…

芙由は美世を一瞥して、とんでもない暴言を吐き捨てた

…突然、落雷による轟音が屋敷の外で響く

我慢の限界を超えた、清霞の怒りは、凄まじいものだった

誰も口を挟む事が出来ず、2人のやり取りを見守っている。

そして清霞は、芙由を冷めた目で見下ろしながら最後にこう言った。

次、このようなことがあれば、殺す!

清霞は、美世を連れ、2階の自室へと向かう。

2人きりになるなり、清霞は、優しく美世を抱きしめた

嫌な思いをさせたと何度も謝りながら…

清霞の温もりに包まれ、美世の中で強張っていたものが消えていく。

…自分で思ってる以上に、傷ついていたのかもしれない…

美世は、辛そうな表情の清霞をこれ以上悲しませたくなかった。

だから、敢えて、前向きな発言をする。

これから、芙由と仲良くなる努力をすると

美世は、過去の自分が経験した事から、多くを学んでいた。

家族だから…、血が繋がっているから…何でも分かりあえる訳ではないと。

血は繋がっていないが、芙由とも信頼関係を築いて、家族になりたい

今の美世は、1人ではない。

清霞や葉月も味方でいてくれる。

そう思うと、頑張れる気がした。

お出かけ

夕食まで、まだ時間があるという事で、2人は村の様子を見に出かけた。

今回、別邸へ来た理由の1つに、清霞の仕事が含まれている。

妙な怪奇現象の目撃情報がたびたび報告され、その調査を行うようだ。

別邸から近くの村へ向かう間、清霞は、自分の所属する隊について話し始めた。

村に着き、小さな商店に入る。

雑貨や土産物を売っているお店で、それなりに歳を重ねた女性が店番をしている。

美世は、初めての経験に、ワクワクする気持ちを抑えられずにいた。

店の雰囲気も気に入り、商品をあれこれ見て回る。

ふと、勘定台の近くに並んでいる置物に目が留まった。

小さな木彫りの動物で、とてもかわいらしい。

犬や猫、兎など種類も多く、それぞれ違った仕草をしている。

これらの置物は、地元の人たちが冬の間に作っているという。

結局、美世は、その木彫りの動物を各々1種類ずつ、清霞は、大きな酒樽を1つ購入した。

代金を支払っていると、店番の女性が、物騒な噂について教えてくれた

清霞と美世は、思わず顔を見合わせる。

清霞は、一瞬悩んだが、それ以上何も追求せず、礼だけ言って店を出た。

美世も出て行こうと出入口に足を向ける。

すると、女性が、縁起が良いといわれる亀の置物を美世の手にのせた。

清霞と美世を見て、新婚だと推察した女性からの、ささやかなお祝い…

美世は、いろいろと恥ずかしくなり、お礼を伝えて清霞の後を追った。

美世の心臓は、破裂しそうなほどドキドキしている。

その理由を今の美世は、まだ分からずにいた

この後、別邸に戻り、もっとドキドキするはめになることも…

「わたしの幸せな結婚(小説)」3巻(2章)感想と考察!

強烈な印象が読み終わっても心に残っています。

九堂芙由が、美世に浴びせた暴言の数々…

冷酷無情という言葉が頭に浮かびます。

清霞と芙由の罵り合いを聞いていると、何ともやるせない気持ちになりました。

そんな中でも、積極的に頑張ろうとする美世を、改めて応援したくなりましたね。

美世という新しい風が、九堂家に吹いて、何か少しでも良い方向に変わればと思います。

最後、ベッドで一緒に寝るのかと、慌てふためく美世がかわいかったです。

やたら、清霞が普通のリアクションだったんですが、本心はどうなんでしょうね!

ABOUT ME
ごんちゃん
関西在住の主婦/40代/週に数回、パン屋さんでパンを作り、休みの日には家でパンを作ってます。お家時間が増えたので、以前から興味のあったライターのお仕事に挑戦! 好きな小説は『わたしの幸せな結婚』、好きな漫画は『東京喰種』です。独特の世界観や、繊細な人の心の描写など、魅力的です。このような形でこの作品と関わることができ、うれしく思っています。