わたしの幸せな結婚(漫画)4話ネタバレ!娘の涙に惹かれる冷徹男
漫画『わたしの幸せな結婚』の第4話「おかしな婚約者」のネタバレを紹介していきます。
二夜連続の悪夢に心沈む美世だったがその後、手作りの朝食を清霞に褒められ涙する。
美世の過去を慮る清霞…さらに辰石家当主の思惑も見えてくる…
美世の知らないところで人生が左右されてゆく…?
※ネタバレ注意

漫画『わたしの幸せな結婚』4話ネタバレ!「おかしな婚約者」
悪夢再び
― 幼少の頃
3歳の異母妹が見鬼の才を発現させた。
父も継母も喜び、使用人達も褒め讃えた。
一方美世の能力発現は絶望視され使用人にさえ哀れまれた。
自分の居場所や存在価値がどんどん失われていくのを感じた…
貧しくてもいいから普通の温かい家に生まれたかった。
…使用人の「花」。わたしを大事にしてくれた人。
わたしが蔵に閉じ込められた日に解雇され一度も会っていない…
泣きながら目覚めた美世。
二晩連続で悪夢を見てしまった…
美世は自分が平凡で使えない人間だと再認識していた。
着替えようと箪笥を開ければ着古したお下がりの着物が破れている。
このままではやがて着る物がなくなってしまう!
ゆり江さんに裁縫道具を借りようと思案する。
台所へ行くと既にゆり江さんが来ていた。
昨日の朝の事が気になって早めに来てくれたそうだ。
昨夜、清霞が「明日も作ってくれ」と言った事を伝え、2人で朝食を作り始める。
会話の中で裁縫道具の事を聞くと、後で部屋に届けてくれると言う。
お膳を並べたところへ清霞が起きてきて挨拶を交わす。
軍服姿も麗しい清霞…
ひと時でもこのような人の婚約者でいる事がおこがましい。
美世の涙
「お前も食べるんだ」と言われ、つい謝りそうになって…「いただきます」と言い直した。
美世は自分の味付けが清霞の口に合うか不安になる…
「美味い」
清霞の言葉に目を見張る美世!
『こんな風に褒められたのは何年ぶりだろう』
思わず涙がこぼれた!
「あ、ありがとうございます」
涙に焦った清霞は泣いた理由を聞く。
美世の瞳は、黒曜石のようでいてガラス玉のようでもあるが濡れて 光っていた…
答えず泣き続ける美世。
清霞は自分の言い方が悪かったのかと自問する。
…美味いと言ったのは本心からだ。
ゆり江の味とは違うが、すんなりと舌に馴染む味だ。
美世はやっと声を出すが、また謝ってしまう。
なんとか、嬉しくて泣いた事と料理を初めて褒められた事が理由だと伝える。
思案する清霞
清霞は見えてこない美世の背後にあるものを考えていた…
彼女は今までどんな生き方をしてきたのか?
今まで出会った令嬢達とは、あまりにも違う。
さっきの涙を見て確信を持った清霞は、ゆり江に問う。
「もしかして彼女は普通の名家の娘として育っていない…のか?」
何度も頷き、肯定するゆり江。
清霞は、それとなく探りを入れるようゆり江に頼んだ。
いつになく今回の婚約者に関心を示す清霞をからかうゆり江。
逃げ出した過去の婚約者達に未練などないが自分がどんな相手なら受け入れられるのか…分からない清霞。
…母のような典型的な御令嬢は嫌だ。
ゆり江は、美世が良いと推してくる!かなり気に入ってるようだ。
清霞自信は斎森家を詳しく調べるべきだと考えていた。
やっかいな事実が出てこなければいいのだが…
辰石の思惑
― 辰石家当主と斎森家当主の会合
声を荒げ非難する辰石!
彼は美世を長男の嫁にと申し込んでいた。
斎森は平然と答える。
「辰石」と「久堂」なら当然「久堂』を選ぶ!
辰石は薄刃家の血を継ぐ美世に強い期待を持っていた。
薄葉の異能は、“人心に干渉する力”
欲して当然の力である。
それにこれ以上久堂家が台頭するのは危険だ。
「美世が久堂家を出されたら拾えばよい」と言う斎森。
辰石は斎森の意思を確認する。
斎森は、美世を「捨てたも同然の娘」と称し生死にも興味はない…と言い切った。
漫画『わたしの幸せな結婚』第4話の感想・考察
今話は超盛り沢山な内容になってますよぉ!
知りたかった美世の母方の能力や父親の本心が描かれています!!
またもや悪夢で目覚めた美世なんですが、悪夢を見る事自体…トラウマ以外に未発現の異能に関連してるかもしれないなぁ、と勝手に推測しています。
虐げられた精神は負の方向に爆発する気がします…
全員ではないようですが体罰を受けた子供が他人や未来の我が子に暴力を振るう実例があります。
実際、父親の暴力を見て育った女の子が友達をカバンで叩いた実話を知っています。
自分を価値の無い人間だと思い込んでる美世は、今後どのように変貌していくのでしょうか?
斎森家で飼い殺しのままだったら、将来発現した異能が家族を攻撃したんじゃないか?と予想します。
でも今の美世は優しいゆり江さんに出会い、時々気遣ってくれる清霞殿とも生活しているから、負の感情で爆発する未来はないかもしれません…
美世の母方「薄葉家」は“人心に干渉する能力”を継承しているんですねぇ。
これはある意味「念動力」よりも厄介な力だと思います。俗に言う「精神感応」=「テレパシー」でしょう。
「干渉する」って事は、「伝達する」だけでなく何らかの精神操作ができるってレベルかな?
まだ「薄葉家」の実際の力の行使を見てないので分かりませんが、やがて美世がその実力を見せてくれるんじゃないかなぁ。
めっちゃ期待しています!!
そして、あのクソ親父!「斎森家当主」!
世の中に子育てを女性任せにする男はいるけど、「捨てたも同然」とか「生きてても死んでても興味ない」とか…
ふざけんじゃねぇ!!!
人として心が死んでるぞ!!
異能者だから、こんな冷酷なヤツもいるんだろうか?腹が立って仕方ないです!
たぶん香耶だって異能があるから「利用価値がある娘」として可愛がってきたんじゃないかなぁ?
女性は「家の道具」じゃねえんだよっ!早くバチが当たれっ!…って念じておきます。
最後に、清霞殿の心理描写について。
ま、どう見ても惹かれてますよね、美世に!
冷酷に見えるけど、内面は冷静に公平に周囲を見る人ですね。美世にとっては千載一遇の相手です!!
また清霞殿が一般的な御令嬢が気に入らなかったのは母親の影響でした。
母親の側にいたくなくて別邸に暮らしてたのかな?
華やかな御令嬢より質素で謎めいた娘が気になって仕方ないんですね。
もう期待MAXですよぉ!!これはきっと溺愛路線っすね!うひゃ~超超たのしみ~!!
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漫画『わたしの幸せな結婚』ネタバレあらすじ全話まとめ!最終回(完結)から最新話まで網羅