わたしの幸せな結婚(漫画)10話ネタバレ！引きこもる娘と旦那様の秘策

漫画『わたしの幸せな結婚』の第10話「泣かない婚約者」のネタバレを紹介していきます。

ゆり江の話で事情を知った清霞。深く悩む美世とは、ほぼ会えない日々。

その時、彼は秘策を講じる！そして美世は、懐かしい人に会う…

果たして美世は、どんな答えを出すのか…？

※ネタバレ注意

前回のお話はこちら！

わたしの幸せな結婚(漫画)9話ネタバレ！傷ついた娘と守護騎士様

漫画『わたしの幸せな結婚』10話ネタバレ！「泣かない婚約者」

不器用な男

清霞の帰りを出迎える美世とゆり江。

俯く美世に「どうかしたのか？」と
声をかける清霞。

ゆり江の言葉を遮り「何もありません」
と答える美世。

彼女は、夕餉の事を伝え部屋に下がる…

…ゆり江が外出先であった事を報告する。

清霞は自分が斎森家と話を付けている間に
美世が傷つく事態となっていた事に心を痛める。

だが美世にどう声をかけてやればいいのか
分からない…

彼女の自尊心が失われた原因は分かっている。
「どうしたら自信を持ってくれるのだろう」

その呟きに笑顔で答えるゆり江。
「女は愛されて自信をつけるのです」

「坊ちゃんが大事にして差し上げれば
きっと心強いはずです」

清霞は考える…
美世への想いが「愛」と呼べるかよく分からない。

でも、今後どうしたいかという自分の考えを
伝える事はできる。

…美世の部屋へ行き、声をかける。
彼女は「…わたしの事は放っておいてください」と
静かに拒絶する…

それでも「ひとつだけ…』と言って話す清霞。

「お前が心に抱え込んでいるものは
やがて気にしなくてもよくなる…」

「私に言いたい事ができたら、いつでも聞く」

策を講じる

― 職場で現状を憂う清霞。
あれから１週間、事態は膠着している…

美世の見送りや出迎えはなくなり、
共に食卓を囲む事もない。

さらに斎森家からの返事もなく…

私を監視する式も途切れる事がない。

術者の見当はついているが、どうしたものか…

「憂鬱そうですね！」
五道がニヤニヤしながら声をかけてきた。

かなり的確に原因を言い当てて…
「隊長が気に入る女性、あらためて会ってみたい」
とまで言う。

「お前にはやらんぞ！」
いきなり惚気る清霞。

すぐ話題を変え、明日の指示した事を確認する。
『上手くいくといいのだが…』

懐かしい人…

― 部屋に籠っている美世

自己嫌悪にうんざりした彼女は
旦那様の事を考えるようにした…

…旦那様のそばは居心地が良くて離れたくない。

でもそばに居たいなら本当の事を言わなくては…

旦那様に贈る髪紐は出来ている！
今は余った糸で時間稼ぎをしているだけ…

髪紐を渡して…全てを打ち明けなくては。
けれど…

そうしたら
二度と旦那様に会えなくなるかもしれない！

「美世様、少しよろしいですか？」
ゆり江が客を連れてきたと言う。

一瞬「香耶」かと思ったが、
客の声に聞き覚えがあった！？

入ってきたのは…
子供の頃、唯一自分の味方をしてくれた

女中の「花」だった！！

優しい笑顔で近況を話してくれる花。
夫と子供がいて幸せだと言う彼女が

美世に「お嬢様は、お幸せですか？」
と問いかける…

久堂家に来てからの思い出が浮かぶ。

言いよどむ美世の手を取り…
訪ねてきた理由を話す花。

「幸せになったお嬢様を見たかった」…
「ずっと苦しい思いをされてきたお嬢様が幸せそうに
笑顔でいるところを見たかったのです」

その言葉をきっかけに
「…自分は旦那様に相応しくない」
「ここにいては　だめなの」…と
泣きながら訴える美世…

でも　わたしは出て行きたくない

『わたしは　ここに　いたい』

…花は美世を優しく抱き
久堂家に来れた理由を話し始めた。

斎森家とも縁が切れた彼女がここへ来れたのは
清霞が花に手紙を送ったから…

漫画『わたしの幸せな結婚』第10話の感想・考察

か弱く見えるけど、美世は芯の強い女性です。
「泣かない婚約者」と題されてるように、
母を失った時からどんなに虐げられても泣かずに生きてきた彼女…
「泣かない」事を自分の戒めとして、弱気にならないよう耐えてきたんでしょう。
一般的な家庭で育った自分からすると壮絶な人生です。

そんな彼女が初めて安らげる人・場所に出会いました…
人は失うものが無いと強く行動できますが、
失いたくない拠り所が出来ると…一人で耐える事が難しくなるんですねぇ。
自分の話を出すのは恐縮ですが、
自分もほんの少しだけ似たような事がありました。
パートナーと離れて遠い場所で暮らしたコロナ禍の約２年。
その時は何でも自分一人で頑張っていました…
事情が変わってパートナーの所に戻ると、すっかり頼りっ放しに
なり…気を張っていたのが緩んでしまいました！

頼れる人の側にいるのは幸せな事であり、虚勢を張り続けるのは
無理な事でしょう。
ましてや相手は「清霞」殿です！
彼の優しさに気付いたうえで毎日美顔を見て過保護にかまわれて
しまったら……離れ難くなっても仕方ないさ！！

美世の香耶との遭遇と、旦那様の斎森家訪問は同日だったんだ！
帰ってきてからゆり江さんが事情を報告したんだね。
毎回思うけど、ゆり江さんは良く出来た人だよぉ！
美世を案じて清霞殿の帰りまで待ち、きちんと事情を話して
女性に対するアドバイスも教えてくれました！
そのセリフが超カッコイイーー！！
「女は愛されて自信をつけるのです」…だって！
きゃあ！意味深～思わず深読みしちゃうじゃん！！
（ゆり江さんにもそんなお相手がいたのかしら？）

正に正論ですな！
「女は男で変わる」んですよぉ…　間違いない！！
だからぁ、清霞殿、早く正式な婚約の事を美世に言ってあげて！
マジ不器用なんだから…
美世の部屋の前で言った話し方じゃ全然伝わってないよ！
あ、職場で五道さんに言った「お前にはやらんぞ」の一言は、
裏返せば「美世は私のものだ」って意味ですよね？
きゃあ！ココもキュンキュンしましたぁ！

ラスト、清霞殿の秘策公開！！
五道さんへの指示は美世がらみだと予想した通り
美世の所へ懐かしい「花」さんが連れて来られました！
こんな素敵すぎるサプライズってある？？
めちゃめちゃ神じゃん！！
凝り固まった美世の心を解すのは「花」さんだと目星をつけた
んですねぇ。
美世の幼少期に、おそらく短い期間だけ奉公してた彼女の関連性と
その居場所を発見した清霞殿の力……脱帽です！！

もう次回は、進展間違いなし！ですよねっ！！
今からテンション上がっちゃいますぅ！
清霞殿、美世へのセリフ決めてくださいよーーー！！！

▼わたしの幸せな結婚のネタバレまとめています▼

わたしの幸せな結婚ネタバレあらすじ全話まとめ！最新話から最終回（完結）まで更新中

kotegawa